<韓国客船沈没>船内入れず救助難航…時間との闘い

韓国南西部の全羅南道珍島(チョルラナムドチンド)沖で旅客船「セウォル号」(6825トン)が沈没した事故は、18日午前に発生から48時間を迎える。大半が船内に取り残されているとみられる行方不明者271人を救助するため、懸命の捜索が続けられているが、潮流に阻まれて船内に入ることすら難しい。生存者が海水につかっているなら、長時間の生存は困難となる。関係者の間には焦りの色が広がり始めた。

 

 ◇死者25人に…不明271人

 

 韓国メディアによると、17日までに25人の死亡が確認された。海洋警察は、船長を業務上過失致死傷などの疑いで取り調べている。また、船が沈没直前、急旋回を2度していたことが判明。沈没原因について、急な方向転換を図ったために貨物などが片寄って重心を失った可能性や、定員を増やすための船室の改造が船を不安定にした可能性などが指摘されている。

 

 韓国軍などのダイバー500人超が、1日に2回の引き潮と満ち潮の境目の時間を中心に水中からの接近を試みている。だが、17日夜までに船内への進入には成功していない模様。海洋警察関係者は「2人1組で接近を試みているが、潮流が速すぎて前進すらできない。(水中の)視界も20センチ程度しかない」と話す。

 

 韓国政府の対策本部関係者は「かなりの時間がすぎたが、内部に十分な空気があれば生存できるはずだ」と希望をつなぐ。海上とチューブを通じて空気の供給を受けるタイプの潜水服を着たダイバーが船内に入り、そのチューブで内部に空気を送り込む作戦も考えられており、18日にも実行したい考え。

 

 別の関係者は記者会見で「(外から)船体をハンマーでたたいている。中に生存者がいたら反応があるはずだが、まだ確認されていない」と話した。

 

 現場には、船体引き揚げ用のクレーン3台が18日にも到着する予定だ。聯合ニュースは、クレーンを使って、作業しやすい場所に船体を移すべきかなどは、専門家が現地調査してから決めることになると報じている。

 

 一般に生存率が急激に下がるといわれるのは被災から72時間。しかし今回は海の中だ。

 

 海上自衛隊幹部によると、沈没した船舶内に残された人が生存できる時間は、密閉された空間の広さや、体が海中にあるかどうかなどの条件で大きく異なる。17日の海水温は約11度。海上保安庁によると、海水温が10度弱になると、1時間程度で致命的な状況になる。一方、伊豆諸島・八丈島沖で2009年10月に起きた漁船の転覆事故では、船室にできた「空気だまり」に甲板員3人がとどまり、遭難から約4日ぶりに救出されたケースもあった。

 

 海保関係者は捜索のポイントを「まずは船内の構造をきちんと把握すること」と話す。船内に入れても、出られなくなることもあるからだ。次に「事故発生時にどこに客が集まっていたかを把握すること」、最後に「船内で生存者を発見した後の救出経路を確保すること」が大切だという。

 

 自衛隊トップの岩崎茂統合幕僚長は17日の記者会見で「要請があれば出動する」として、ダイバーを擁する海自掃海部隊などを派遣する準備があると述べた。

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