天野貴元

天野貴元【あの有名人から学ぶ!がん治療】舌がんと闘病しながらプロ棋士になる夢を追い続け、2015年10月に、30歳の若さで旅立った天野貴元さん。発見時にステージIVでありながら舌の全摘手術(2013年4月)を受け、術後一カ月からは抗がん剤と放射線治療を耐え抜きます。  手術前は60kgあった体重は、2013年7月の退院時には45kgまで落ちていました。手術1カ月後から4回にわたって行われた抗がん剤治療の副作用はすさまじく、体力が極端に低下して、何もやる気の起きない強い倦怠感に襲われたようです。  手術後約半年(2013年11月)が経ってから行われたPET検査では、転移は確認されず、天野さんも一安心。最後まで棋士として将棋とともに生きようと改めて決意をされています。  年が明け2014年。手術から1年が過ぎた5月に、PET検査で肺や胸の3ヵ所に遠隔転移があることがわかりました。遠隔転移とは、がん細胞が最初にできた臓器から遠く離れた臓器やリンパ節に転移していることを言います。そして、(何もしなければ)余命半年、と医師から余命宣告を受けます。まだ29歳の若さです。  遠隔転移となると、もう外科手術は不可能です。あとはいかに、抗がん剤(化学療法)と放射線で延命をしていくか、となります。しかし天野さんはここで抗がん剤治療を「やらない」という選択をしました。  そのときの心境を、こう述べています。 「今まで 点滴の抗がん剤を受けると、一週間は寝たきりになった。延命のためにここからさらに強い抗がん剤を受けろと言われたが、これを受けても根治はしないし。将棋も指せない。延命治療は受けないと決めました」  私は『抗がん剤10の「やめどき」』(2013年刊)というタイトルの本を書いています。抗がん剤は、悪ではありません。効く人にはものすごく効きます。でも、やりすぎてしまうと、かえって命を縮める場合もあるのです。抗がん剤治療で大切なことは、やる/やらないではなく「いつやめるか?」なのです。  だから、「やめどき」を見極めて抗がん剤治療を受けるべき。その「やめどき」は、医師が決めるものではありません。がんができた臓器や組織型や病期や年齢や全身状態や生き方によって異なります。自分の体の声を聴き、副作用の状態を観察し、ご自身が背負っているものを鑑みながら、医師と相談し、自分で決断するしかない。だから人によって、やめどきは10個あります、ということを提言した本です。この本で述べた、その10の「やめどき」をここに挙げます。 天野貴元 オメガ 時計 ジーショック コーチ 時計 iwc ポルトギーゼ ニクソン時計 セイコー時計 citizen時計 gucci 時計 ロレックス